出張続きだ


 このところ出張続き。4週連続、週末はどこかに行っていた。と言っても仕事ではない。原発反対の集会や講演会に、鹿児島の状況を説明するために呼ばれてしまうのだ。
 8月11日、川内原発の再稼働を許してしまったが、全国の反原発の勢いはなお盛んだ。

 先ずは神戸。戦争法反対の孫埼亨さんとご一緒だった。中国は日本の2倍のGDPがあり、軍事費はその2%を超えている。GDPの1%と決めている日本の4倍の軍事費を投入していることになる。すでに軍事力の差は相当開いており、中国に追いつくためには、GDPの30%以上を日本はつぎ込まなければならない。高齢化の進む日本では到底ありえない。戦争なんか無謀すぎるのだ。とかとか、説得力のある話を聞けた。

 次いで京都集会。その次の週は、東京経産省前テント4周年集会。そしてお次は、四国は伊方原発を抱える愛媛県松山で講演だった。
 松山?どうして行けばいいの?だったが、新幹線で小倉まで行き、松山行きの夜行フェリーに乗る。夜の10時に出て、朝5時に着く。早すぎるので7時までは船の中で寝ていられる。港からは松山市内までシャトルバスがある。まあ、そんな風に聞いていた。

 ところが、最初から躓いた。予約していない人はキャンセル待ちだという。青くなったが何とか乗り込めた。2等の雑魚寝ではなくドライバールームの寝台だという。これはラッキー。
 ところが、私の身長は184cmと無駄に高い。寝台には収まりきれず、対角線に寝てやっと足が伸ばせる。なかなか寝付けない。翌朝、目が覚めたのは掃除のおばさんのギャアと言う悲鳴だった。寝台のカーテンを開けたら人がいたから驚いたという。こっちこそ腰が抜けそうだった。
 おまけに、7時を過ぎていたからシャトルバスは出てしまった後。次の便まで2時間待ちだと同情された。

 そんなドタバタがありつつ、週末は潰れていったわけだが、あらためて思うのは、今回の反原発のうねりは一過性ではないということ。全国津々浦々、人々の中に強く確信された反原発の意思は、消えることはなく持ち続けられていくに違いない。それは、川内原発がどうなろうとも、だ。

 戦争法についても然りである。法が成立すればするほど、戦争反対の気持ちはより強い確信となっていく。
 戦争と原発。人々の命を危うくする二つの問題を、ようやく人々はわがこととして捉えるようになった。夜明けは近いんじゃないの、と思いたい。
 もっとも、私たちはできることを淡々とやるだけですけどね。

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鹿児島市の郊外にある民家を会社にした「自然を愛する」出版社。自然や環境、鹿児島、奄美の本を作っています。

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